人は感謝より認められたい
2026/06/18
人は「ありがとう」より先に認められたい
「ありがとう」と伝えているのに、なぜかスタッフとの距離が縮まらない。
そんな経験はありませんか?
リーダーとして感謝の気持ちを伝えることは、とても大切です。
しかし実は、その前に必要なことがあります。
それは、「認めること」です。
人は誰でも、自分の頑張りに気づいてほしい。
職場には、目立たないけれどチームを支えている行動がたくさ
んあります。
例えば、
- 誰よりも早く出勤して準備をしている人
- 忙しいときに周囲をフォローしている人
- 頼まれる前に先回りして動いている人
こうした行動は、本人にとっては当たり前かもしれません。
しかし、その当たり前の積み重ねが職場を支えているのです。
ところが、こうした頑張りは結果として見えにくいため、気づ
かれないまま終わってしまうことも少なくありません。
「ありがとう」が響かない理由
感謝の言葉は大切です。
ただ、人は自分の努力や行動を認識してもらえたと感じたときに、
初めて感謝を素直に受け取ることができます。
例えば、「ありがとう」だけではなく、
「朝早く来て準備してくれていたんだね。ありがとう」
と言われるとどうでしょうか。
相手は、「ちゃんと見てもらえていた」と感じます。
この違いはとても大きいのです。
信頼されるリーダーは「褒め上手」より「気づき上手」
私はこれまで多くのリーダー研修を担当してきました。
その中で感じるのは、信頼されるリーダーは必ずしも褒めるのが上
手な人ではないということです。
むしろ共通しているのは、「小さな頑張りに気づく力」を持っている
ことです。
- 気づいて動いてくれたこと
- 周囲を支えてくれたこと
- 見えないところで努力していたこと
そうした行動を見つけて、言葉にしています。
「フォローしてくれていたんだね」
「気づいて動いてくれたんだね」
「準備してくれていたんだね」
たった一言でも、相手の心にはしっかり届きます。
- 認められると、人は成長できる。
- 人は認められると安心します。
- 安心すると挑戦できます。
- 挑戦できると成長します。
そして成長する人が増える職場には、自然と良い空気が
流れるようになります。
職場の雰囲気は、特別な制度や仕組みだけでつくられる
ものではありません。
日々の小さな関わりの積み重ねによって育まれていくも
のです。
上機嫌なリーダーの整える習慣
上機嫌なリーダーは、特別な言葉を持っているわけではありません。
相手の頑張りを見つけ、それを言葉にする習慣を持っています。
最近、当たり前のように頑張っているスタッフはいませんか?
もし思い浮かんだら、ぜひ声をかけてみてください。
「見ていたよ」
「助かっているよ」
「ありがとう」
その一言が、相手の明日の力になるかもしれません。
成果をあげる上機嫌な人材育成・環境整理の専門家