今蔵ゆかりです。
企業やクリニックの「離職防止」につながる上機嫌なコミュニケーション術をお伝えしています。
優秀な人材が離れていくNGワードがあります。
まずは先に答えを。
それは、
- 「気づいた人がやりましょう」
- 「手の空いた人がやりましょう」
この言葉、どの職場でも結構使われています。
あなたの職場ではいかがでしょうか?
例えば
「コピー用紙の補充は、気づいた人がやりましょう」
「出しっぱなしのファイルは手が空いた人が片付けましょう」
一見、臨機応変でよさそうな言葉です。
ですが、はじめのうちはいいのですがそのうち問題が生じます。
問題は、気づく人が同じ人になってくる、ということです。
- すぐに気づくタイプ→行動する
- 気づかないタイプ→行動できない
- 気づいていても知らんぷりタイプ→行動しない
気づく人は視野が広く察知能力に長けているので、些細なことでも気づきます。
そして即行動に移すことができます。
一方、気づかない人は気づきません。
気づかないので行動に移すことがありません。
悪気がなくても気づかないのです。
そして、気づいていても知らんぷりタイプもいます。
結局、気づく人が決まってくるため不平不満がたまってきます。
気づいた人が損を見る
という風に負のスパイラルが起こってきます。
最悪のケースは離職してしまうことに繋がります。
「気づいた人がやろう」
確かに臨機応変な言葉かもしれません。
仮にみんなが気がつくタイプであれば、うまく回るかもしれません。
実際はなかなかそのような職場はありません。
「気づいた人がやろう」
この言葉を当たり前のように使っているとしたら、偏った人に負担がかかっている可能性があります。
チェックしてみてくださいね。