若手スタッフのやる気を奪う言葉を使っていないか?
成果を上げる上機嫌な人材育成の今蔵ゆかりです。
先日テレビ番組で『若手のやる気を奪う上司・先輩のセリフ』特集をやっていました。
ランキングの第一位はこの言葉でした。
「この仕事向いてないんじゃないの?」
新人でなくてもこんな言葉を言われたら傷つくし、やる気がなくなりますよね。
さて、新人の頃を思い出してみましょう。
- 自分が何かの役に立ちたい!と前向きな気持ち
- その反面、未熟なため不安もいっぱい
- 懸命に試行錯誤を繰り返す
そんな期待と不安が入り混じった中、上司や先輩から
「この仕事向いてないんじゃないの?」といわれる。
どれだけショックを受ける事でしょう。
上司の立場にしてみると
- そんなつもりで言っているのではない
- やる気を奮い立たせるため
- 別の仕事で能力を発揮できると思ったから
ひょっとしたら、新人のためを思って言っていることもあるでしょう。
ですが、相手には伝わらないものです。
番組に出演されている大御所タレントさんいわく
「若いころ、同じようなことを上司にいわれてひどく傷ついた経験がある。だけど年齢を重ねるうちに、あの時自分のためを思っていってくれたことがわかり、今では感謝しています」と。
同席していた若いタレントさんいわく
「自分がいわれて傷ついたのなら、同じことをいわないで欲しい」と。
まさにやる気をなくす言葉にランクインしているセリフ。
「昔はこうだった・・・」につながります。
昭和・平成・令和と時代は流れています。
若手、大御所。
それぞれの育った環境・価値観が違うのは当たり前です。
正解・不正解とはっきりさせるのではなく
- 目のまえの人に興味を持ち
- 相手のことを考え
- 「愛」を持って接する
- 言葉を選ぶ
それぞれを尊重しあうことが、やる気を育て、心理的安全性の高い上機嫌な職場づくりに欠かせないと私は考えています。
それに賛同くださる方と一緒に仕事ができると、幸せです。
上機嫌な職場づくりのセミナー・講演テーマのひとつ
・心理的安全性のある職場のための「上機嫌なコミュニケーション」
この中で具体的な言葉の使い方をお伝えしています。