新人スタッフにうまく指示が伝わりません
成果をあげる「上機嫌な人材育成」の専門家、今蔵ゆかりです。
企業さま・歯科クリニックさまどの職場にも共通するよく聞くお悩みごと。
- スタッフが指示したとおりに動いてくれない。
- 何度いってもうまく伝わらないんです。
- 当たり前のことでも理解してくれない。
ご相談をいただいた際に「例えばどのように言葉をかけていますか?私がスタッフさんだと思っていつもどおりの指示をしてみてください」
上司・院長先生に具体的に普段使っている言葉をいっていただきます。
すると、指示がうまく伝わらない原因がわかります。
それは、指示のことばが曖昧だということです。
例えば
- 今蔵さん、今回の資料は枚数少な目で仕上げて下さい。
- 今蔵さん、大きめの会議室を予約してください。
- 他の部署にもメールを送っておいてください。
この指示が「曖昧」であることがわかりますか?
- 今蔵さん、今回の資料は枚数少な目で仕上げて下さい。
→ 2枚なのか?5枚なのか?枚数がわかりません。
→ 何人が参加するのか人数がわかりません。
→ 具体的にどの部署かわかりません。
つまり、曖昧=ズレが生じる
曖昧に伝えているから、自分の要求とギャップがうまれるというわけです。
ではどうすればいいのか?
曖昧ではなく、明確に伝えましょう。
ポイントは誰が聞いても同じように伝わるように
- 数字をいれる
- 名前をいれる
- 時間をいれる
- 場所をいれる
- 目的を伝える、など
具体的に・明確に指示をすることです。
明確な指示をだしているにもかかわらず、上手く伝わらない・・・。
そんな声も聞こえてきますが、その前にもう一度ご自身の指示の仕方を確認してみて下さいね。
案外、曖昧な言葉を使っているかもしれません。
忙しくされている方ほど要チェックです。
指示したことがスッと相手に伝わると、自分も相手も気持ちよく仕事ができますね。
これも上機嫌に働くコツのひとつです。