スタッフが主体的に動く職場は何が違うのか? リーダーの“主語”が組織を変える
2026/06/04上機嫌なリーダーの整える習慣

~「私のチーム」より「私たちのチーム」が人を動かす理由~
上機嫌コミュニケーションの今蔵ゆかりです。
経営者・院長・リーダーの方から、
- 「メンバーが主体的に動いてくれない」
- 「当事者意識を持ってほしい」
- 「もっとチームとしてまとまってほしい」
そんなご相談をいただくことがあります。
そのとき、私は制度や仕組みの前に、まず普段使っている
言葉に目を向けてみませんか、とお伝えしています。
なぜなら、リーダーの言葉は職場の空気をつくるからです。
リーダーの言葉は職場の空気をつくる
例えば、こんな言葉。
- 「私のチームではね」
- 「私の部署はね」
リーダーの立場からすると、ごく自然な表現です。
チームの成果に責任を持ち、メンバーを支え、時には
矢面に立つ。
日々たくさんのプレッシャーを抱えながら頑張ってい
るのですから、「私の」と表現したくなるのも当然です。
私もこれまで多くのリーダーとお会いしてきましたが、
その言葉の奥には責任感や愛情があることを知っています。
だから決して悪いことではありません。
ただ、メンバーの立場から聞くと、少し違う受け取り方に
なることがあります。
「私のチーム」という言葉を聞くと、
「このチームはリーダーのもの」
「私はその中の一人」
という感覚になりやすいのです。
すると自然と、
「言われたことだけをやろう」
「指示を待ってそれに従おう」
という関わり方になってしまいます。
「私たち」の言葉に宿るパワー
一方で、
- 「私たちのチーム」
- 「私たちの部署」
という言葉には違うメッセージがあります。
「あなたもこのチームをつくる大切な一人ですよ」
そんな思いが伝わるのです。
人は命令では動きません。
- 自分が必要とされている。
- 信頼されている。
- 仲間として認められている。
そう感じたときに、自ら考え、自ら行動しようと
いう気持ちが生まれます。
私がこれまで見てきた、雰囲気の良いチームや成
果を出し続けるチームには共通点があります。
それは、リーダー一人が頑張る組織ではなく、
「みんなでつくるチーム」という空気があることです。
その空気は、特別な制度から生まれるわけではありません。
日々の何気ない言葉の積み重ねから生まれます。
上機嫌なリーダーは、感情を整えるだけではありません。
言葉も整えています。
今日から、メンバーと話す際
「私のチーム」
を
「私たちのチーム」
に変えてみてください。
たった一文字の違いです。
けれど、その一文字がメンバーとの距離を縮め、
信頼関係を育てるきっかけになるかもしれません。
人の心は、仕組みよりも先に言葉で動きます。
リーダーの「言葉」を整えることは職場の空気
を整えます。
上機嫌なチームづくりは、そんな小さな言葉の見
直しから始まるのです。
