●時間をすり減らす人と有効活用する人の小さな差
抱えている仕事量はそう変わりないのに、パパッとうまく時間をこなす人。
反対に、毎回時間を押して残業になってしまう人がいます。
この差はいったいどこにあるのでしょうか?
前者は自分で時間をコントロールしていて、後者は時間に振り回されている、ともいえます。
また、前者は相手の貴重な時間をもらっているという認識を持っていて、相手の時間を大切にしています。
そして後者は残念ながら、自分の時間もすり減らし、相手の時間をドロボーしていることにも気付かないのです。
仕事のシーンで、その違いが明確に分かれると感じる部分があります。
それは「時間の約束の取り方」にあらわれます。
時間活用が上手い人は
・〇〇の打合せ、3月20日(水)13:00〜14:00の1時間、お願いします。
時間ドロボーの人は
・〇〇の打合せ、3月20日(水)13:00〜お願いします。
さて、違いはわかりましたでしょうか?
その違いは「終わりの時間」を確定しているかどうかなのです。
1時間と明確になっていれば、1時間で話す内容、準備物もイメージしやすいです。
14時に終わるからお互いに次の予定も入れやすいですね。
一方、終了時刻が不明だと、時間配分が読めません。
ダラダラとムダ話しに時間を費やしてしまったり、この後予定をいれてもOKかどうかもわかりません。
心の中で「あ〜この後仕事がたまっているのに、いつまで雑談が続くのか・・・今日も残業か・・」
空気をさぐりあって、なかなか終わりがつかめないこともありますね。
これでは、お互いとてもムダな時間をすり減らしてしまいます。
自分の時間、そして相手の時間を大事にするために「終わりの時間設定をする」
これだけで、時間の濃度がぐっと濃くなります。
気持ちも仕事もラクになりますよ。
あっ、これはプライベートの場でも活用できることです。
特に苦手の人からのお誘いに応じなければならない時など、活用してみてください。
「13時から13時15分の15分なら、大丈夫です!」と。